滅多に起こってしまうことではありませんが、FX投資においては非常に運が悪いと借金を抱えてしまうことも起こり得ます。確かに強制ロスカットという借金防止のための素晴らしい仕組みはありますが、それも100%完璧とは言えないのです。ですから極めて特殊な大事件などが起こってしまった場合には、稀に証拠金以上の損失によって借金が発生してしまう可能性もあるのです。もちろん、これは極めて低い可能性であることは確かです。
たとえば国家破綻によって通貨価値がゼロになってしまうリスクなど、滅多に起こりません。しかし外国為替市場で通貨の取り引きを行う以上は、その可能性については意識の片隅くらいには入れておくべきでしょう。とにかく借金を抱えてしまう可能性は、決して0%ではないということです。また、数あるFX投資家の中には、ごく少数ではありますが、投資資金を借金によって工面するような非常識な人もいます。
その場合、取り引きに失敗して借金が大きく膨れあがってしまう危険があることは言うまでもありません。たとえ、「自分は絶対にそんな非常識な真似はしない」と思っていても、投資資金が底を突いて生活費も無くなってくると、とうとう最後には借金して取り引きを行ってしまう人も実際にいるのです。人間とは弱いものです。負けが込んでくると軽いパニックや精神異常となってしまい、正しい判断ができなくなってしまうことがあるのです。
ですからFXでも借金のリスクについては、決して無視してはいけないのです。